当ファームのご紹介

いずみファームとは? / 立ち上げ。これまでの軌跡 / 有機質肥料での土づくり / 草生栽培による園地管理 / 人工授粉 / 摘蕾・摘果の徹底 / 無袋栽培 / 樹上完熟どり

いずみファームとは?
いずみファームロゴ
元IT系サラリーマンの園主が、佐野フルーツラインで有名な栃木県佐野市の吾妻地区にて、
農業士のもとで桃梨栽培のいろはを学び、2016年に立ち上げたのが”いずみファーム”です。
先進的な技術や経営法、栽培管理を常に模索・追求する姿勢で、”いいもの”を皆様にお届けすることを信条にしています。

 

立ち上げ。これまでの軌跡
園主はこれまで農業とは無縁の人生を歩んできました。そんな人間が、今では日々、自然と向き合って生きています。
いずみファームとはどんな果樹園なのか?園主はどんな人物なのか?
すこし長いですが、興味のある方は読んでみて下さい。

 

元々のきっかけはIT企業で働いていた当時、同僚が兼業で果樹農家をやっていたことから始まります。
毎日パソコンに向かって、もくもくと仕事を続ける日々に疑問を感じていた私は、”農業”という世界に触れ、そのスケール感と自由さ、可能性に惹かれ、自分もこの世界に飛び込みたい!と日に日に思うようになっていきました。

 

また、果樹園のフルーツを実際に食べてみて、その違いに驚いたという経験がありました。
スーパー等のフルーツしか買ったことがなかった私は、「今まで食べていた果物とは別物だ」と思える程に美味しく、衝撃的でした。

 

ただ、”農家になる”ということは、もちろん簡単ではありません。
課題山積の状況から始まり、現在も日進月歩で色々な課題を乗り越え続ける日々です。
まだ盤石な体制には程遠いですが、こうして当ファームが誕生できたのも、周囲の協力あってのことだと思います。

 

過去には「いいフルーツが欲しければ買えばいいじゃないの」とか、「趣味の範囲でやってれば良かったのに」などと言われたこともあります。
それも間違いではありませんが、私はこれで良かったと思っています。
今は、人に誇れるようなものを作っている、ということがモチベーションになっており、お買い上げ頂いたお客様の多くから「本当に美味しかった」「こんな桃(梨)は初めてだ」「送り先からとても喜ばれた」といった声を頂いており、”やってて良かったな”と思える、やりがいを感じる瞬間となっています。

 

そんないずみファームのフルーツを、より多くのお客様にお届けするべく、当Webサイトは誕生しました。

 

以下の”こだわり”は、ほんの一部にすぎませんが、当ファームの果物はどのようなものか?ご紹介したいと思います。


有機質肥料での土づくり
独自ブレンドの有機質肥料
当ファームでは、健全な土壌環境を育むため、良質な完熟堆肥を施用しています。
また、独自ブレンドの有機質肥料も施用しています。
各肥料の持つ特性を研究し、果樹の種類や圃場ごとに配合・分量を調整。
土質改善効果や微生物活性作用、核酸・アミノ酸の供給など、三大要素以外の部分も重視しております。
良い土づくりをすることが、良い果実をつくる上で非常に重要な点だからです。

 

草生栽培による園地管理
草生栽培による園地管理
園地管理の手法として、”草生栽培”と呼ばれる管理法を用いています。
下草を残し、刈り込むことによって有機物の供給、微生物の増加、土壌硬化防止などの地力向上効果が望めます。
しかしタイミング次第で養水分の争奪や、病害虫の発生などが起きるため、観察力・判断力が必要となります。

 

人工授粉
ぼんてんでの人工授粉
ぼんてんでの手作業で、花1つ1つに授粉をしています。
溶液による機械作業に対するメリットは、狙った花にピンポイントで授粉させることで、無駄な着果を防ぐことができます。
その結果、養分のロスを減らすことができるため、果実の品質向上をはかることができます。

 

摘蕾・摘果の徹底
摘蕾前の桃の木
摘蕾後の桃の枝
上の写真は桃の摘蕾前、摘蕾後の枝になります。
皆さんが目にする果実は、花や実を選別し、9割方落とし、残ったものを成長させた結果のものです。
多く実を残すと…収穫量は増えますが玉は小玉にしかなりません。
当ファームでは花や実を落とす割合を多めにすることで養分を集中させ、果実の品質向上をはかっています。

 

無袋栽培
袋なしで栽培される桃
果物は育てるのも大変デリケートで、雨、病気、虫、鳥、強風などあらゆる外敵との闘いになります。
一部の品種ではそれらから守るため、果実袋と呼ばれる紙袋を果実にかぶせて育てます。

保護効果による生産ロスの低減はもちろん、果皮の滑らかさや美しさも上がるため、見栄え良く仕上がります。
しかし一方、太陽光も遮ってしまうため、味(糖度)もワンランク落ちてしまう欠点があります。

当ファームでは一部の”袋かけ必須”の品種以外は、できるだけ食味が良くなるよう無袋で栽培しております。
そのため品種によっては若干果皮に荒れが生じることがございますが、やはり食べて美味しいことが一番と考えます。

 

樹上完熟どり
樹上で完熟させた桃
樹上でしっかりと熟度を見極め、収穫をしています。
※本当の完熟ですと、桃なら翌日程度までしか持たないため、正確には完熟ぎりぎりになります

一般の方は、「そんなことは当たり前では?」と思うかもしれません。
しかし実際に量販店に出回っている梨や桃は、日持ち重視で早採りされている場合がほとんどです。
早採りして追熟させた物と、樹上完熟させた物では、まったくの別物といえる差があります。
当ファームでは”果樹園クオリティ”を求めるお客様のため、熟度を追求しております。

農家直売形式だからこそ、よく熟れた、かつ新鮮なフルーツをお届けすることができるのです。